弁護士 田村優介@HatenaBlog

一つ一つの事件に真摯に取り組んで参りたいと思っております。 お気軽にご相談ください。

青年法律家協会企画 2011年度学生セミナー合宿のお知らせ

青年法律家協会企画 2011年度学生セミナー合宿のお知らせ

 青年法律家協会では,大学生・法科大学院生・法科大学院卒業生を対象に,群馬県草津にあるハンセン病療養施設を見学する学習会を合宿形式で開きます。

  ハンセン病は希にしか感染・発症せず,投薬で完治する病気です。しかし,国は「らい予防法」を制定し,ハンセン病への差別を煽り,患者を国中から各地の療養所に強制収容し,生涯退所させませんでした。2001年5月,熊本地裁は「らい予防法」を違憲と断じ国に損害賠償を命じました。圧倒的な世論に押され,国は控訴を断念して判決が確定しました。しかし元患者への差別は根強く残り,元患者は失った「人生」を取り戻せません。法曹には何ができるのでしょうか。
 草津の療養所には,重監房跡など過酷な隔離政策を示す証拠物が今でも残っています。
強制的に収容された元患者が今でも生活し,判決後も恒久対策を求めて弁護団と運動を広げています。裁判の原告になった方から直接,被害の実態を聞き,裁判により何が回復できたのか,今後何が求められているのかを考えてみましょう。
 人権問題にかかわる弁護士も参加します。弁護士のやり甲斐や魅力についても,懇親会で聞くことができます。是非ご参加ください。

■場
■日  時  2011年8月30日(火)13時30分〜
      草津栗生楽泉園自治会前集合
        31日(水)12時頃    現地解散

■内  容
 ◆楽泉園内見学
ハンセン病国賠訴訟弁護団・田部 知江子弁護士からの解説があります。
また,訴訟原告団長・谺 雄二(こだま ゆうじ)さんのお話を伺います。
◆「新人弁護士奮闘記」 講師 小野 通子弁護士(新63期)
修習生時代から青年法律家協会会員となった新人弁護士の,事件への取り組み,青法
協との関わり等々についてお話をいただきます。

■宿泊場所
■交 通
JR吾妻線
草津温泉行きバス乗車
タクシーにて「栗生楽泉園自治会前」へ
(新宿駅発の高速バスもあります。)

■費 用 往復の交通費は自己負担 宿泊・飲食費として3,000円程度
■申込先 青年法律家協会 bengaku@seihokyo.jp
(氏名,所属,電話番号,性別,宿泊の有無をお知らせ下さい)
■問合せ  担当弁護士  田村  優介(城北法律事務所)03-3988-4866
http://www.jyohoku-law.com/